脱脂溶剤について

〔弊社の洗浄は〕

  • 1.トリクロロエチレンに依る洗浄
    2.炭化水素に依る洗浄
                の2種類です。
〔使えるんです塩素系溶剤〕
  • 誤解の犠牲となった洗浄液の優等生、塩素系溶剤(トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン)塩化メチレン(ジクロロメタン)は不燃性で優れた溶解性などの特徴を有し、脱脂洗浄等の各種用途で広く用いられています。
  • 近年、残念なことに塩素系溶剤の有害性のみが強調されるあまり、例えば「環境マネジメントシステムISO14001の認証取得をすると塩素系溶剤が使えなくなる」或いは「塩素系溶剤が使用禁止になる」との誤解や根拠の無い風評が聞かれます。さらに、部品メーカーに対し塩素系用材の使用を禁止する大手企業の動きも見受けられるようになっていますが、塩素系溶剤が残留したまま納品されるようなことは有り得ず、コスト、環境影響、品質等のトータルパフォーマンスを十分検討した上での方針なのだろうかと、疑問に考えられるケースもあります。
  • EUにおける化学品規制に関連したグリーン調達の動きの中で、塩素系溶剤が使用できないとの風評もありますが、まったく根拠の無いことです。EUの化学品規制は製品中に含まれる化学物質に関する安全情報を提供し、それに伴う危害を未然に防止することを目的とするもので、製造過程で使用すること(製品に含有されないケース)までを規制するものではありません。
  • 国内法、海外での規制
    国内、米国、EU諸国でも塩素系溶剤に対して、製造、使用、廃棄等に関して種々の規制がありますが禁止はされていません。また、今後も禁止されることは予定されていません。
  • 有害性に関する未知の部分は少なく地球環境への影響も少ない。
    塩素系溶剤は、わが国では30年以上の使用実績があり、この間に有害性に関する種々の研究が行われ、未知の部分が殆ど無いといっても過言ではありません。また、大気中寿命は短くオゾン生成能及び地球温暖化係数は小さいこと等から地球環境への影響が少ない溶剤ということができます。
〔SOC<環境負荷物質>の調査報告〕
  • 対象商品 アサヒトリクロールAL

    上記対象品について以下の6物質群は含有しておりません。
    1)カドミウム及びその化合物
    2)六価クロム化合物
    3)鉛及びその化合物
    4)水銀及びその化合物
    5)PBB
    6)PBDE

    PFOA(Perfluoro Octanoic Acid,C7F15COOH)
    PFOS(Perfluoro Octanoic Sulfonate,S8F17SO3

    TBBPA(テトラブロモビスフェノールA:臭素系難燃剤)
〔分析実績〕
負荷物質
分析値
分析法
定量下限値
Cd 非検出 ICP発光分析 0.05ppm
Cr 非検出 ICP発光分析 0.05ppm
Pb 非検出 ICP発光分析 0.20ppm
Hg 非検出 還元気化原子吸光法 0.01ppm

含有していないとは、原料として意図的にしていないことを意味します。

〔弊社の炭化水素系洗浄〕
  • ☆初めに炭化水素洗浄機を新規に購入し御使用をご検討の方に、弊社がこの洗浄機についての考えを申し述べさせて戴きます。

    1)かなりの電気量の使用となり、Cost面でUPする。
       洗浄量がかなりある場合は別ともなる。

    2)使用にあたり危険性がともなう。

    3)製品に依っては油分が残り、乾燥もかなり悪くなる。
      (トリクロロエチレンの洗浄が適した製品とに区別した
       方がベターのものもある。)

    4)浸透性の面で洗浄力は劣る製品も有り。
       浸透性、洗浄力の優れている液も有るが消防法では
       第四種第1石油(ガソリン系)となるために、2)と
       同様危険性多い。
       この場合、引火点21℃未満

1.弊社の炭化水素系洗浄機

  • a)使用液は危険性の低い第四種第2石油

    b)弊社独自の再生装置も併用していますのでCost面で
      割安価格で対応します。

    c)4槽式自動(超音波3基設置)洗浄機
      (減圧超音波洗浄)

    d)製品に依り、洗浄パターンを随時Set可。

2.納期は即日(短時間も可)対応を基本
  是非、ご相談下さい

〔INFORMATION〕
  • 臭素系洗浄液に関し、ある大企業の部門では、回避物質に指定されました。
    もともとこの液はハロゲン系のものであるため従来より環境問題で取り上げられていたので仕方ないものかも・・・?少々残念!